本学は平成7年4月、「看護に関する高度の知識および技術について教授研究し、あわせて豊かな教養と人格を備え、社会の保健医療の向上に寄与しうる有能な人材を育成する」ことを目的に開学しました。これまでに1057名の卒業生が医療現場や新たな教育の場へと巣立っていきました。
医療者には、その人の疾病や病んだ臓器を診(看)る知識・技術はいうまでもなく、心の痛みや訴えを理解できる心のあり方が求められています。また、一人一人の家庭や社会的背景などにも目を向け、個別性・多様性についての洞察が必要とされます。全人的な医療の実践には、深い人間理解が何よりも大切です。
看護専門職を目指す者には、医学・看護学の専門的な知識や技術だけでなく、幅広い教養を身につけることが求められます。看護師は生涯にわたり学び続けなくてはなりません。 私たちは、共にこれからの医療・看護を担っていくという意志と覇気を持った皆さんの入学を待っています。
この活気あふれる先端情報都市、スポーツ・芸術の街、川崎で”看護への道”に一歩踏み出してみませんか。
私は、本学の将来の基本的柱を、以下の3つのスローガンで表したいと思います。
1.「入ってよかった大学」
2.「働いてよかった大学」
3.「在ってよかった大学」
川崎市立看護短期大学
学長 美田誠二