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大学案内

概要

1 設置目的

看護に関する高度の知識及び技術について教授研究し、 併せて豊かな教養と人格を備え、 社会の保健医療の向上に寄与しうる有能な人材を育成する。


2 学科の構成

看護学科 入学定員 80名 総定員  240名


3 教育理念

生命の尊厳と人間理解を基盤に豊かな人間性を培い、思いやりの心と専門的知識に基づいた的確な判断力、 健康支援のための看護実践能力を有し、主体性をもって行動できる人材を育成する。 さらに、生涯にわたり専門性を追究し、保健医療福祉チームの一員として地域社会に力強く 貢献できる人材を育成する。


4 教育目標

(1) 人間を深く理解する幅広い教養と、相手を尊重できる豊かな感性、 健康な心身を育む能力を養う。
(2) 論理的・科学的思考により、 対象の健康状態を的確に捉え必要な看護を判断できる能力を養う。
(3) 個人、家族および地域の人々それぞれに応じて、看護を実践できる能力を養う。
(4) 保健医療福祉チームの一員として地域社会に力強く貢献できる能力を養う。
(5) 生涯にわたって看護の専門性を主体的に追究できる態度を養う。


5 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学は、医療の高度化、専門化に十分に対応でき、豊かな感性を持ち、地域社会に根ざした看護専門職として生涯前向きに学び続ける人を求めています。


6 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育理念の実現・教育目標の達成のために以下の方針で、教育課程を編成し、実施する。
授業科目は、幅広い教養と豊かな感性を基盤として対象の状態・状況に応じた看護実践を行うことができるよう「人間理解の基礎」「人間と健康」「基礎看護」「発達段階・状況に応じた看護」「看護の統合」「臨地実習」の6区分で構成する。各区分の設定目的・詳細は以下の通りであり、設定目的・詳細を受けて授業科目を編成する。
 また、カリキュラムの運用においては、授業形態としての講義・演習・実習を有機的に連関できるよう講義では知識を修得し、演習では講義で修得した知識についての理解を深め、実習では講義と演習での学びを活用して対象の状態・状況に応じた看護実践ができるようにする。

「人間理解の基礎」
設定目的
「教育目標(1)」を達成することを目的とする。
詳細
1) 人間を理解する幅広い教養、健康な心身を育む能力を身につけることができるようにする
2) 相手を尊重できる豊かな感性を育むことができるようにする
3) 倫理的感受性を育むことができるようにする

「人間と健康」  
設定目的
「教育目標(2)」「教育目標(3)」を達成するうえで必要となる身体的な健康状態の査定 (アセスメント)を行うさいの基礎的な知識を修得できること、保健医療福祉制度と 法律についての知識を修得できることを目的とする。
詳細  
1)対象の病態を理解するための基礎的能力を身につけることができるようにする   
2)対象が健康な生活を送るための社会のしくみや制度について理解できるようにする

「基礎看護」
設定目的
「教育目標(2)」「教育目標(3)」を達成するうえで必要となる看護実践を行うさいの基盤と なる知識・技術を修得できることを目的とする。
詳細
1) 看護を行う上で必要となる諸概念について理解できるようにする
2) 看護実践を行う上で必要となる基礎的・基本的な技術を修得できるようにする

「発達段階・状況に応じた看護」
設定目的
「教育目標(2)」「教育目標(3)」を達成するうえで必要となる成長発達に応じた身体的・心理社会的特徴を捉えた看護実践、特定の健康課題に応じた看護実践ができることを目的とする。
詳細
1) 対象の発達段階に応じた看護実践ができるための基礎的・基本的な知識・技術を修得できるようにする
2) 対象の健康状態・状況に応じた看護実践ができるための基礎的・基本的な知識・技術を修得できるようにする

「看護の統合」
設定目的
「教育目標(4)」「教育目標(5)」を達成することを目的とする。
詳細
1) 看護ケアをマネジメントできるようにする
2) 災害状況に対応した看護実践ができるようにする
3) 質の高い看護実践を主体的に追究していくことができるようにする
4) 看護実践に関する新たな知見を見出すことができるようにする

「臨地実習」
設定目的
「教育目標(1)」「教育目標(2)」「教育目標(3)」「教育目標(4)」「教育目標(5)」を達成するために知識・技術を活用し て実際に看護を実践し、理論と実践の統合を図ることを目的とする。
詳細
1) 主として既習の知識・技術を活用して対象の状態・状況に応じた看護実践ができるようにする
2)生命の尊厳と人間理解を基盤に豊かな人間性を培い、思いやりの心と専門的知識に基づいた的確な判断力、 健康支援のための看護実践能力を有し、主体性をもって行動できる人材を育成する
3)生涯にわたり専門性を追究し、保健医療福祉チームの一員として地域社会に力強く 貢献できる人材を育成する

各学年の到達目標

 教育目標 1年次  2年次  3年次 
1 人間を深く理解する幅広い教養と、相手を尊重できる豊かな感性、健康な心身を育む能力を養う。 
  • ・さまざまな文化的背景をもつ人を理解し、尊重することができる。
  • ・社会人としての基本的行動(挨拶・生活習慣・責任)がとれる。
  • ・自己の健康管理ができる。
  • ・多方面の学問に関心を広げ感性を磨く。
  • ・他者の価値観を知り、相手の立場に立つことができる。
  • ・自己の健康管理ができる。
  • ・多方面の学問に関心を広げ感性を磨く。
  • ・社会の変化を分析的・総合的に捉え、看護の対象である人間理解の視野を広げる。
  • ・自己の健康管理ができる。
 2 論理的・科学的思考により、対象の健康、状態を的確に捉え必要な看護を判断できる能力を養う。
  • ・論理的・科学的思考を行うために必要な基本的知識を身につけることができる。
  • ・基本的な知識・理論を活用して対象の健康状態を説明できる。
  • ・対象の生活行動を整えるために必要な看護を根拠とともに述べることができる。
  • ・論理的・科学的思考を行うために必要な知識を深めることができる。
  • ・看護に必要な知識・理論を活用して、様々な状況にある対象の健康状態を説明できる。
  • ・対象の健康状態をよりよくするために必要な看護を根拠とともに述べることができる。
  • ・論理的・科学的思考を行うために必要な知識をさらに拡大できる。
  • ・看護に必要な知識・理論を活用して、療養中の対象の健康状態を説明できる。
  • ・対象の健康状態をよりよくするために必要な看護を根拠とともに述べることができる。
 3 個人、家族および地域の人々それぞれに応じて、看護を実践できる能力を養う。
  • ・日常生活援助の方法を理解し、原理原則に基づいて実施できる。
  • ・援助役割におけるコミュニケーションの意義を理解し、他者との関わりを深めることができる。
  • ・援助の必要性を理解した上で、日常生活行動援助ができる。
  • ・看護場面におけるコミュニケーションのより良いあり方について考えながら実施できる。
  • ・対象の状態や状況を理解し、その特性に合わせた日常生活行動援助が実施できる。
  • ・対象の状態や状況に合わせた診療の補助の必要性と正確な実施方法が理解できる。
  • ・対象の状態や状況に応じたコミュニケーションが実施できる。
 4 保健医療福祉チームの一員として地域社会に力強く貢献できる能力を養う。
  • ・川崎市の特徴を知る。
  • ・看護がチームで行われていることを理解できる。
  • ・医療施設における様々な職種とその役割について述べることができる。
  • ・学内の活動に積極的に参加できる。
  • ・本学と地域の連携について関心をもつことができる。
  • ・看護チーム内で必要な報告・連絡・相談ができる。
  • ・対象の状態や状況に応じた看護専門職としてのインフォームドコンセントを身につけることができる。
  • ・保健医療福祉チームの一員として行動できる。
  • ・対象の生活を支える地域の保健福祉医療機関について説明できる。
 5 生涯にわたって看護の専門性を主体的に追求できる態度を養う。
  • ・目標を持って自己学習できる。
  • ・自己の課題を明らかにする。
  • ・専門職業人としての使命と責任を自覚し行動できる。
  • ・看護における倫理の重要性を学ぶ。
  • ・自己の課題に対して主体的に取り組むことができる。
  • ・医療倫理の基本的な考え方を学ぶ。
  • ・臨床における倫理的ジレンマに気づくことができる。
  • ・生涯学習者としての取り組みや研究的態度を身につけることができる。
  • ・臨床における倫理的ジレンマに直面したとき、問題解決の思考と行動がとれる。


7 学位授与方針(ディプロマポリシー)

川崎市立看護短期大学学則に定められた教育課程の卒業単位を修得し、教育目標を達成できたと判断できる以下の者に対し学位を授与します。

1) 人間を深く理解する幅広い教養と相手を尊重できる感性、健康な心身を育む能力を修得した者
2) 論理的・科学的思考により、対象の健康状態を的確に捉え必要な看護を判断できる能力を修得した者
3) 個人、家族および地域の人々それぞれに応じて、看護を実践できる能力を修得した者
4) 保健医療福祉チームの一員として地域社会に力強く貢献できる能力を修得した者
5) 生涯にわたって看護の専門性を主体的に追求できる態度を修得した者


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